Blog
ブログ
現場レポート⑤スーパーウォールパネルの施工【広島市西区】
前回のブログでは大工工事が進んでいるところまでをご紹介させていただきましたが、今回はいよいよスーパーウォールについてお届けします!
現在新築で建てられる戸建住宅は国からエコな家づくりを求められていることもあり、高気密高断熱で建てられている住宅が多くなっています。
ですが、築年数が古い住宅はその時代に性能のよい断熱材がなかったり、施工技術にばらつきがあったりと、十分な断熱ができている住宅は少ないのではないでしょうか。
こちらの南観音の築43年の戸建住宅も、断熱材が一切使われておらず、無断熱の状態でした。
▲解体後の壁の内部。断熱材の施工がない
また、お風呂も現在のようなユニットバスではなく、在来工法のお風呂だったため(床や壁がタイルだったり、窓もアルミサッシで外気の影響を受けやすい)、冬は特に寒かったことが予想されます。
▲解体前のお風呂
冬になると、ヒートショックという言葉をよく聞くと思います。ヒートショックで亡くなる方は、交通事故で亡くなる方よりも圧倒的に多いそうです。
今回の戸建リノベーションでは、家デコが建てる新築と同等の性能を持った住宅(高気密高断熱)に再生するので、その心配を解消することが期待できます!
▲写真右側にあるのが今回使用する断熱材。かなり厚みがあります
熱の伝わりを抑える断熱材にはいろいろな種類があるのですが、今回は冒頭でもお伝えしたようにスーパーウォールを使用します。材質は硬質ウレタンフォームというものでできています。
また、断熱材を施工する上で一番重要なのは、すき間なく施工することです。これを気密処理といって、高気密高断熱を実現するにあたりとても重要な作業のひとつです。
断熱材を施工する際にすき間ができてしまうとそこから熱が逃げてしまい、思ったような効果が得られません。
よい断熱材と、職人さんの確かな技術があってこそ、高気密高断熱の住宅が完成します!
▲隙間なく施工されたスーパーウォール
いかがでしたでしょうか?(^^)今回はこちらの住宅で使用する断熱材「スーパーウォール」についてご紹介させていただきました。
梅雨も明けて、工事はどんどん進んでいきます!次回のブログもお楽しみに♪
関連記事
-
2024.09.10
現場レポート⑦気密処理【広島市西区】
- 現場レポート
- #西区PJ
西区南観音で行っている築43年の戸建て性能向上リノベーション。 先日断熱材であるスーパーウォールパネルを充填しましたが、今回はスーパーウォールパネルと間柱の間の隙間を塞ぐ気密処理作業を行ったのでその様子をレポートしていきます!
-
2024.09.04
階段特集~スケルトン階段編~
- 家デコの家づくりについて
9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか? 家デコでは様々な注文住宅を建築しています。住宅の中でも階段は住まい全体の雰囲気やデザインに大きな影響を与える重要な要素です。デザイン性と機能性を兼ね備え
-
2024.08.31
現場レポート③断熱性能を高める【安芸高田市I様邸】
- 現場レポート
- #安芸高田市(I様邸)リノベーション工事
安芸高田市で行っております築45年超の戸建リノベーション。解体が終わり、大工工事に入りました。 大工工事というと大工さんが行う工事ですが、間仕切りを造作していくなど、木を扱うというイメージをお持ちかと思います。 普段あまり目にす
-
2024.08.27
解体完了しました【佐伯区五月が丘】
家デコで現在販売中の建築条件付き土地【広島市佐伯区五月が丘】です。 無事に家屋の解体も終わり、計画通りに土も出し建物を建てられる準備ができました! 前面道路と敷地には高低差があるので、道路から玄関ポーチまでのアプローチ部