窓を絞った四角い家
玄関ドア以外に外へ繋がる窓をあえてつくらず、家中に光を届けてくれるのは南側に設けた吹抜けから。
窓枠や建具、内装も「白」にこだわったことで自然光がつくりだす陰影が美しく上質な空間を演出し、時間帯や光の強さによって様々な表情を見せてくれます。
独立するように仕切ったキッチンからパントリー、ランドリー兼収納、洗面・浴室と設けた動線は生活スペースを集中させることになり、結果的に暮らしやすい間取りも生み出しました。
リビングダイニングには心地良い余白と開放感をもたらし、大きな家具を置いても狭く感じさせません。
装飾の照明や玄関まわりのアイテムは真鍮で統一し素材そのものを愉しんだり、一見ふつうのように見える階段には素材や造り方に様々なこだわりが詰まっているなど、家具やモノで飾らずとも小さな主役たちが上質な空間づくりに一役買っています。
家族の成長とともに小さな変化を日々愉しむ住まいは飽きることがありません。
- 所在地
- 広島市佐伯区
- 敷地面積
- 108.38㎡(32.74坪)
- 延床面積
- 109.71㎡(33.14坪)
- 工法
- 軸組工法
- UA値
- 0.39
- 家族構成
- 夫婦+子ども+ペット
- 特記事項
- 長期優良住宅・BELS評価
- 撮影
- Bond・中尾